香港のニューテリトリーを中心に香港ローカルの人気をガッチリ掴んでいる展開を 行っているのが、日本で屈指のつけ麺・ラーメン人気店「麺屋武蔵」グループ。
香港では、味千グループがパートナー展開をしており、香港ならではのクリエイティブな つけ麺、ラーメンの展開をしています。さて、そんな麺屋武蔵が、香港の九龍サイド・觀塘の商業施設『apm』で「ここでしか食べられない」オリジナル新ブランドをオープンさせました。
その名も「神山 Kanzan 麺屋」。apmは、麺屋武蔵が香港進出時に初めて1号店をオープンさせた、記念すべき場所。そこに新ブランドを投入する、ということは、並々ならぬ気合が入ったお店なのです。「神山」をつけたのは、日本を象徴する山「富士山」をトレードマークとし、唯一無二の日本を象徴する味としてこの味が成長してほしい、という想いが込められているそうです。神山のオープニングセレモニーには、日本より麺屋武蔵の代表取締役社長矢都木次郎さんも駆けつけ、女優のジャクリーン・ウォンさんと華やかなレセプションが行われました。
さて、神山の看板メニューは「神山つけ麺」。もともと「神山」ブランドは、東京の神田店のオリジナルブランド展開で、一度蒸した豚肉を蒲焼風の手法で味、香ばしさを出した「神山蒲焼チャーシュー」がトレードマークとなっています。香港の神山も、その蒲焼チャーシューが堪能できるつけ麺のお店。そして、数量限定で期間限定提供の「旭日醤油らー麺」がオープンからしばらくの間、主力メニューとなってきます。
どのくらい神山の気合が入っているか、ということが、特注のラーメン丼ぶりにも現れています。食器の洗い方が雑、乱暴で、質が良い食器でもすぐに食器が欠けてしまうのが香港レストランあるある、なのですが、ここ神山は、美しい絵付けが施された大変贅沢な特注丼ぶりを使用しています。お客様へ提供する一杯一杯を大切にするお店の姿勢の現れが器からも感じられるわけです。
さて、神山を代表する「神山つけ麺」。95HKD。ビジュアルからして、本場日本そのもの!
神山特製の「蒲焼チャーシュー」もドン!と2枚乗ってきます。かなりの厚みとボリュームです。トッピングは、その他に半熟味玉、メンマ、あさつきの小口切り、の構成。
つけ汁は、豚骨魚介で、ほんのり酢で酸味を効かせた、麺を食べ進めやすいよう工夫されたつけ汁。つけ汁のブリックス(粘度)も中太麺によく絡みやすいような、それでいてドロドロしすぎないような、調度良い塩梅に調整されています。この1杯で、味わいぶかさはもちろん、かなりお腹が満たされるボリュームです。
そして、数量・期間限定の「旭日醤油らー麺」85HKD。大判でしっとり柔らかなチャーシューに味玉、水菜がトッピングです。
このスープが、おそろしく完成度が高くて美味!醤油ベースのかえしに、鶏清湯ベースのスープに金華ハムを使用した、あっさりしているのに奥行きがあるスープ!この味、ラーメンを香港で食べ歩いてきた私でもここでしか食べられないスープであると自信を持って断言できます!まだまだ豚骨ラーメンが主流の香港で、こんなに手間がかかってクオリティの高いスープを出すラーメン屋さんにはそうそう出会えません。さすが、ここでしか食べられない味を追求した神山ブランドの自信の味です。
麺も中細麺でツルツルとした喉越しが味わえます。つけ麺も、らー麺も、非常に麺自体がツルツルとした喉越しで何かが違うな、と感じ、その違いについて尋ねたところ、麺を茹でるお湯自体を浄水器の水に変えた為、コストはかかるけれど、その分美味しい麺をお客様に提供できるようになったとのこと。麺は水が命ですから、というお店の方のお話に、深く納得する麺の食感とクオリティでした。
個人的に嬉かったのは、日本の麺屋武蔵そのままの湯きりパフォーマンス! 湯きりの際の掛け声と魅せる湯きりのパフォーマンスは、日本と同じ雰囲気と 活気を醸し出してくれる重要なファクター!やっぱり麺屋武蔵はこれがなくちゃ!
最近美味しいラーメン、つけ麺が食べたいなぁ・・・と思っていた香港のみなさん、場所はローカルエリアですが、ぜひぜひ神山へお出掛けになり、つけ麺、らー麺をお試し下さいませ。個人的には、あっさり奥深い「旭日醤油らー麺」が食べられるうちにぜひ召し上がっていただきたいと思いました。
【店舗情報】
店名:神山 Kanzan 麺屋
住所:觀塘觀塘道418號創紀之城五期(apm)2樓 L21B號舖
Shop L21B, 2/F, apm Millennium City 5, 418 Kwun Tong Road, Kwun Tong
営業時間:月ー木・日曜 11:00-23:00
金・土・祝日前 11:00-23:30
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