香港島の中環、ランカイフォンエリア~SOHO一帯は、肉をテーマにした
レストランの激戦区でもあります。中でも「アルゼンチンビーフ」は
日本では食べられない原産国。アルゼンチンビーフが食べられる銘店が中環に集中
しており、その中でも評判が良い代表的なレストランが今回のレストラン
「Buenos Aires Polo Club」。場所も、中環からランカイフォンをまっすぐ
目指し、ハードロックカフェ、ランカイフォンホテルが入ったビルに入っている
好立地ながら、周囲の喧騒が嘘のような落ち着いた雰囲気の世界が広がるお店です。
店名の通り、ブエノスアイレスにあるポロクラブの社交場をイメージした店内は
アルゼンチンに行ったことがない人でもきっとこういう場所なんだろうな、と
想像を膨らますことができるシックで落ち着きのある世界観。
1950年代、当時のブエノスアイレスで流行った上流階級の会員制ポロクラブ内にある
ステーキハウスをコンセプトにして作られたお店だそうです。
お友達や家族とワイワイ楽しむような個室、お席もありますが、大事な方をお連れする
お店としても活躍すること間違いなしでしょう。多国籍のお客様で賑わっている様子は
香港での人気ぶりを実際に体感できるかと思います。
店内の格調から、きっとお高いんだろうな・・・と想像してしまうメニューですが
例えばメインのお肉はこんな感じのお値段。思ったよりもリーズナブルなのです。
しかも「シャトーブリアン」が驚くほど安い・・・。
迷わず注文です。
シャトーブリアンをメインに据え置いているので、スターターは軽めに。
とはいえ肉はガッツリと堪能したいので、定点観測メニューの「ビーフタルタル」を。
味付けは、ビネガーが少し際立ったサッパリ味にまとめてありました。
これなら後のメインにもあまり響かないかと思います。
こちらのお店で嬉しいサービスなのが、メインのお肉をカットする「マイナイフ」を
自分で選べるのです。どれもカットし甲斐のある素晴らしい逸品のナイフばかり。
今回メインで選らんだシャトーブリアンは、蒸し焼きのような形で調理されて
いました。頑丈な包みと紐を解きながらスタッフの方がテーブルサイドでカットして
いきます。
あら・・・ややレア寄りかしら、といったミディアムレア。
この状態よりほんのもう少し火が通っていたほうがより美味しくいただけるかも
しれません。写真は2人前の量ですが、この量なら2人で相当おなかいっぱいに
なります!4人なら、シャトーブリアンをシェアして、もう1品違う部位を1点別に頼んで
シェアして調度よい量かもしれません。2人なら本当にこれで満腹になります。
いやというほど、シャトーブリアンはこういう部位でこういう肉質で
こういう味だ!という印象が強く残る、肉質良いアルゼンチンビーフのシャトーブリアンが
堪能できます。
定点観測メニューその2「クリームスピナッチ」。こちらはほうれん草の苦味が
印象的な「野菜食べてる」感が強い仕上がり。これはこれでアリ。
大胆なサイドメニューだったのは、ナスのエスカペッシュ。
香味野菜の下には、ドーンと焼きなすが隠れています。
この味じゃなくても・・・いいかな。
とてもお腹いっぱいになるお食事の量なのですが、食後のシャーベットも
1スクープの量がテニスボールほどの大きさでかなり食べ応えがあります。
写真はラズベリー、キウイのシャーベット。
さっぱりと〆ることができる甘さ控えめ&シルキーな舌触りのシャーベットです。
また別の部位をいただきにお店にリピートしたい!そんなお店でした。
今回は2人席でお邪魔しましたが、2人席ですと、いささかお隣で食事されている
方々との距離感が近い気がしますので、できたら4人~6人で楽しめると
席もゆったりとしているかもしれません。
ちなみに、遅い時間の方が混みあっていました。
いつリピート訪問しようか、すでにそんな事を考えてしまう、素敵なお店でした。
【店舗情報】
店名:Buenos Aires Polo Club
住所:7/F, LKF Tower, 33 Wyndham Street, Lan Kwai Fong, Central
中環蘭桂坊雲咸街33號LKF Tower 7樓
電話番号:2321-8681
営業時間:12:00-14:30 18:00-00:00
※土曜のみランチなしの設定。日曜は毎週サンデーブランチの企画あり。
URL:https://www.bapoloclub.com/
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