香港島の東側にある海沿いエリア・西灣河 （サイワンホー）から三家村（サンカーツェン）行きの風情あるフェリーに揺られてたったの5分！今回は、香港に行ったことのない方でも 名前はもしかしたら知っているかも？くらい有名でベタな海鮮料理のメッカ「鯉魚門」 （レイユームーン）へ、シーフード目指して行ってまいりました！
乗船時間5分とあって、対岸に臨む海鮮街のネオンがすぐに近づいてきます。
フェリーを降り、約2分ほど歩くと、鯉魚門のシンボルの門が出てきます。
門側から臨む香港島の西灣河側のマンション群ネオンも中々美しく、お目当てのシーフードに臨む前からテンションが上がる夜景が楽しめます。
さて、今回のお店は、鯉魚門の海鮮街を奥に奥に進み、もうこれ以上お店がありません、という一番奥のお店「南大門」です。フェリーでビクトリアハーバーを渡ると、このお店が一番奥まっていながら、窓が一番広く、夜景も楽しめることが海側からよくわかる綺麗なお店です。他のお店は、内向きで窓の外の景色が楽しめないお店もあるので、料理に集中したい方はそちらかもしれませんが、せっかく鯉魚門にきたからには、夜景もシーフードも楽しみたい、そんな欲張りなダブルな楽しみをこのお店は叶えてくれます。
「南大門」は、お店からちょっと離れた場所に位置する「威記海鮮」（ワイキーシーフード）という海鮮専門店から好きなシーフードを自分の目で確かめながらオーダーし 南大門に持ち帰り、レストランの方で調理法を確認してから調理に取り掛かり 食卓にあがる、というシステムです。
生簀でさきほどまでピチピチしていた海老は、定番かつシンプルなゆで海老に。
はまぐりは、春雨とにんにくのみじん切りがたっぷり乗って蒸された貝類の定番の楽しみ方で。
ハタ（石斑）は「清蒸」とよばれるシンプルに蒸しあげた上にたっぷりの白髪葱、香草を乗せ、蒸魚用の醤油と熱したピーナッツオイルなどを仕上げにかけて香り高く仕上げるご飯が進む調理法に。（ご飯は頼まずもっぱらビールとワインで楽しみましたがｗ）
シーフード尽くし、といきたいところですが、今回一緒にお連れしたうちの方が なんと、シーフードが苦手なことが発覚・・・。焦りましたが、南大門は、シーフード 以外のメニューも充実していたので、もし、同じようなシチュエーションに陥った幹事さん！安心して下さい！他のメニューもなかなかの美味しさでした！
鶏を蒸した一品は、香港では定番。観光で香港にいらっしゃった方は、頭付きでインパクトのあるビジュアルも香港にキターという感じにさせてくれる要素です。
メニューにこれがあると、ついついこれを頼んでしまうという「椒鹽豆腐」。いわゆる揚げ豆腐なのですが、お店によって使用している豆腐や外のカリカリ具合が違うので、つい比べたくなってしまう、香港でよく見る定番メニュー。南大門の椒鹽豆腐は、ちょっと厚揚げに近いビジュアルと食感でした。上にかかった揚げニンニクフレークがこれまた合う合う。お酒が好きな方なら、ツマミに最初に頼むのがベスト！
これも定番の「魚香茄子」。一見、麻婆茄子のようですが、「魚香」がついている茄子メニューは、魚を塩漬けにして発酵・乾燥させた”咸魚（ハムユイ）を細かく刻んだものが入っており、この風味がまさに「魚香」とついているメニューの部分です。とはいっても麻婆茄子の親戚のような味で魚臭さなどはなく、美味しくいただけます。
食事の前にスープを飲み、体を温めるのが香港人の定番ですが、なぜかこの日は後からスープが来たので、ほぼ〆スープに。色々な種類のスープがあるのですが、シーフードが苦手な方がいらっしゃったので、日本でいただけるような安心した味がよろしいかと、この日は鶏肉の中華コーンスープにしてみました。喜んで召し上がっていただけたようでなによりです。
鯉魚門は、観光バスや貸切遊覧船などでも乗り込んで海鮮を楽しみに訪れる一大観光地なので、総じて値段はお高めなことで有名ですが、何の海鮮をどのくらい選ぶかによってその値段も変わってくるので、一概に高いとは言い切れないところ。観光地ならではの賑やかで活気のある、少し垢抜けた、それでいて時代に少し取り残された雰囲気もその土地を訪れる醍醐味なので、個人的には、鯉魚門はまた訪れたい「アリ！」なシーフードメッカだと思いました。個人によって感じ方は違うのでなんともいえませんが、味も平均的な料理が楽しめるので、フェリーに乗って鯉魚門に向かうワクワク感、現地の時間が止まったような日本でいう昭和っぽい雰囲気含め、また訪れたいと思います！
【店舗情報】
店名：南大門（Gateway Cuisine）
住所：鯉魚門海傍道中58A號地下
G/F, 58A Praya Road Central, Lei Yue Mun
電話番号：2727-4628
営業時間：11:00-23:00
定休日：ナシ
URL：http://www.gatewaycuisine.com
0コメント