香港は、中心部の家賃が異様に高く、新界(ニューテリトリー)と呼ばれている
郊外にあたるエリアから通勤したり繁華街に出向いたり、という生活スタイルの方が
非常に多いです。そのため、商業施設&マンションの開発も郊外エリアで非常に進んでおり
中心部とは違う文化を形成しています。さて、今回ご紹介するのは、香港人ファミリーが
数多く住む新界エリア烏溪沙(ウーカイシャ)に新しくオープンし、早くも香港人に
話題沸騰の日本食のお店です。
まだ施設自体が新しいDOUBLE COVE PLACEという商業施設の地上階にあるのが
今回の「博多家」。
お店の外観からして、賑やかな日本の雰囲気が出ております。
博多家という店名だけあり、オリジナルの大漁旗がお出迎え。福岡は唐泊名産の
恵比須牡蠣がしっかりアピールされています。
訪問した当日は、残念ながら恵比須牡蠣のシーズンではなかったのですが
名物のサザエをはじめ、福岡からの新鮮な魚介類に加え、全国各地の旬の魚介類が
生簀にスタンバイしていました。
300席はあるという店内。新鮮な魚介類がこの300席のメガ店内で焼かれるかと
思うと、相当な消費量になりそうですね。ここまでスケールが大きいお店は
香港でもなかなかお目にかかれないかもしれません。郊外ならではのスケール感です。
お店のオススメは、貝類の炉辺焼盛り合わせ(写真は2人前・注文も2人前~)
盛り合わせは、1日40セット以上出る人気メニューだそうです。
単品で生簀から頼むよりこのセットがお得ですよー、というお店の方からの
親切なアドバイスもありがたいです。
炉辺焼、といっても無煙ロースターを使っているので、においや煙でむせたり
服ににおいが染み付いてしまったり、ということはないのでご安心を。
卓上のお醤油や日本酒を振りかけて、いい塩梅に席で仕上げていきます。
博多家の魅力は新鮮な魚介類だけではなく、お肉メニューも充実。
特に、博多の特産食材「博多ぢどり」を使用した焼き鳥各種は、日本人の私たちも
食べて納得の味です。
他にもその日のオススメ食材が焼けますので、行く度に違う食材に
出会えそうですね。
本場、博多の〆は、ラーメンのほかにも「高菜ライス」が圧倒的市民権を得て
いるそうです。同行いただいた福岡出身の皆様が口をそろえて仰るだけあって
たしかに定番でついつい頼みたくなる〆の一品かもしれません。
だいぶ中心から離れたエリアなので、ハードルが高いかもしれませんが
知らないエリアを散策しに烏溪沙まで足を伸ばされ、散策帰りに冷たい
ビールに炉辺焼と博多名物の数々をいただく、という楽しみ方もアリですね。
気になる方、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
【店舗情報】
店名:博多家
住所:馬鞍山烏溪沙路8號迎海薈地下6號舖
Shop 6, G/F, Double Cove, 8 Wu Kai Sha Road, Ma On Shan
電話番号:2673-2833
営業時間:11:30-22:30(ラストオーダーストップ22:00)
定休日:なし
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