2016 上海蟹始めは東海會@尖沙咀

2016年も上海蟹のシーズンがやって
きました。昨年、一昨年、と違うお店で
上海蟹をいただいたのですが、上海蟹を
提供するレストランに関しては、蟹の
仕入れ目利きがわかる大きさ、中の
詰まり具合、蒸す前のプレゼンテーションから蒸した蟹を捌いてくれるか、セルフか
まで、店によってまったくスタイルが
異なります。コース設定があるお店から
単品注文のみ、などの部分も店それぞれ。
今回は、もともと上海蟹の専門店が
ルーツの東海飲食集團が展開する
レストランのうち、尖沙咀のOne
Peking 11階にある「東海會」の
上海蟹コースにトライしてきました。
レストランというより、香港らしく
結婚パーティーができるバンケット
スタイルの店内。目の前に広がるのは
美しい香港島サイドを臨む夜景。
香港らしさとグルメを堪能できる
二度おいしい環境です。
定番メニューとは別に上海蟹の料理と
上海蟹コースが載った特別メニューが
テーブルにセットされており、メニュー
表記には日本語も掲載されているので
旅行で来られる方も安心して内容を
確認できます。

上海蟹のコースを扱っているレストランの
中では388HKDとかなり良心的な
価格内容の上海蟹コースがあり、実食
チェックしてきました。
お皿からして専門店としてのルーツの
誇りがうかがえます。
スタートは山の素材乾物のうまみを
味わえるスープ。
蟹味噌あんのガーリックトースト乗せ
発想はいいのですが、バゲットの質が
あまりよろしくないので、勿体ない。
蟹味噌小籠包。皮も薄く、中の蟹味噌が
ジュワッと濃厚で凝縮されたうまみが
口に広がります。
いよいよ主役の登場。雄蟹、雌蟹
両方を蒸しで堪能できます。
雄蟹雌蟹両方楽しめるコースだからか
蟹の型はちょっと小さめ。
食べ比べて間違いなく雄雌の違いは
わかります。
専門店な割には、中の詰まり具合と
全体の型が控え目な感じがします。
捌くのも自分。サービス付加は価格に
跳ね上がるから贅沢言えませんね。

箸休めの野菜は、多すぎずちょうどよい
量。生姜がアクセントになりさっぱり
いただけました。
バゲットがイマイチだった分、ほぐした
蟹脚の身を甲羅に詰めて蟹味噌あんを
かけたら贅沢さ倍増しました。
〆は酸辣うどん。スープが豚骨の
ようなそうでないような。
あまり表現がおもいつかない味ですが
これはいただけなかった。。。
上海蟹を食べた後は、お腹を冷やし
やすいため、生姜湯や生姜をきかせた
あたたかいデザートを食するのは
定番。こちらのお店は、ゴマあんが
入った白玉の生姜湯デザート。
体がポカポカします。

388HKDというコース設定はかなり
良心的ですが、蟹の型や〆のうどんが
安さの代償かな、という印象。

季節の食をリーズナブルに楽しめる
お店としては大変貴重ですね。
お店選びのレパートリーに知って
おくと重宝するかもしれません。


店名:東海薈

   East Ocean Seaview Restaurant

住所:11/F, One Peking, 1 Peking Road, Tsim Sha Tsui

        尖沙咀北京道1號11樓

電話番号:2877 2938

営業時間:月-金11:00-23:00 

            土日祝:10:30-23:00

※尖沙咀のThe One、金鐘Citic tower

    にも系列店あり。

静香的好吃的香港生活

1年で1000軒香港の店を食べ歩いた現役香港駐在員ブログ。街の粥麺屋からご褒美店、現地で実際に食べられている幅広い食のジャンルまで幅広い香港の「今」なグルメと現地生活ならではの情報をゆるりとお伝えしていきます。

0コメント

  • 1000 / 1000