香港の青いMTR線「アイランドライン」は、香港島の西から東までを巡れる線ですが
繁華街の「銅鑼湾」の隣駅「天后」には、実に味わい深い人気エリアが点在しています。
中でも昔、車の修理工場(というか工房)がひしめきあっていた場所に小規模で味わい深く
センスが感じられる飲食店を含めたお店があるエリアが大抗(タイハン)というエリア。
新旧の名店がひしめき合っている中、香港の中でも老舗中の老舗だった「康記粥店」が
突然惜しまれつつ閉店したのが今年の5月2日。歴史も長かったので、このお粥屋さんで
思い出を作った方も多いことでしょう。朝早くから夜遅くまでずっと開いていた
働きもののご家族のお粥屋さんが閉店したことは、瞬く間に香港を駆け巡り惜しまれる
声も多かったのです。
ところが・・・8月に突如、閉店した真隣になんと「新康記粥店」がオープン。
見事復活を遂げたわけです!
値段は、閉店前のお店の値付けがただでさえも安かったのに、ほんの1HKDあがっただけ!
一番高いお粥でも33HKD。街場のお粥屋さんと比べると相当安い値段設定です。
以前は、米粉を溶いた液をうすーくクレープ状に伸ばした「腸粉」というスナックは
こちらのお店のおじいちゃんが店頭で板の上で一枚一枚作り上げていく光景が
見られましたが、現在は中の厨房で作っています。今回は、奮発して
新鮮な鶏肉をぶつ切りにした骨付き鶏肉のお粥を。33HKDです。
腸粉はチャーシューが中に入ったもの。これで17HKD。しめて合計50HKD。
安い・・・。
(2016年9月現在のレート1HKD=約13.5円)
ゴロっとした骨付きの鶏がこんな感じのポーションで5切れほどお粥に
入っています。骨付きで食べづらいですが、鶏肉のうまみがしっかり効いていて
しょうががアクセントになった、体がポカポカするお粥です。
香港人のファンも復活を喜んでおしかけており、外買(テイクアウト)も
含め、大盛況。以前は朝早くから夜遅くまでやっていましたが
朝7:30~夜8:00の設定に変更されていたのでご注意くださいね。
火曜が定休日に設定されていました。行かれる際には営業時間と定休日にご注意を。
店名:新康記粥店
住所:大坑京街9號
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